高架下

すずろに書くよ

ゾット帝国あらすじ&感想その5

前回はこちら

第6話「川に流されて」の感想です。前話がかなり理解を超えた内容だっただけに今回は控えめです。指示語がないのも気にならなくなってきました。本編はこちらhttps://ncode.syosetu.com/n1830fe/7/

「川に流されて」あらすじと感想

上空から落下するカイトと気を失ったミサのふたり。カイトの首飾りのクリスタルが青白い光を放って謎の力がはたらき、なんとか大きな川に着水します。しかし窮地はまだまだ続きます。気を失ってうつぶせのまま流されてしまったミサになんとか追いついたカイトは、川の真ん中にある岩場で彼女の容態を窺おうと彼女の胸に耳をあてるも鼓動が聞こえません。絶望した彼は蘇生を試みます。魔法も便利グッズも持たない彼の蘇生法は人工呼吸です。

いや、心臓止まってるなら人工呼吸よりさきに心臓マッサージですよ、カイトくん。人工呼吸は気休め程度の効果しかないと言われることもありますから。ただどうやら不安定な足場のため心臓マッサージはできなかったらしいです。

人工呼吸のとき三秒濃厚なキスをして照れるシーンがくるんですが、人工呼吸はべつにディープキスしてるわけじゃないんですけど。さらにカイト君の性欲は止まりません。

 

 

ミサのフレアスカートから覗く生足を見て、オレは思わず生唾を飲み込み喉を鳴らす。

 興奮して鼻血が出そうになり、慌てて鼻を押さえてミサから視線を逸らし、気まずくなって人差指で頬を掻く。

 人差指で頬を掻きながら、横目で瞬きして、視線を戻しつつミサを見てしまう。

 

 

原文ママ引用してきました。幼馴染の心臓が止まってるシーンなんですが、如何せん主人公が脳内ピンク色の11歳男子なのでこんなことになってしまってます。しかしここの描写妙にリアルですね。鼻血が出そう以外の描写が11の少年のものとは思えません。幼馴染を見て生唾を飲んで喉をならすなんて将来有望です。このシーンで正直主人公に感情移入は無理でしょう。その後ミサの腰にあるフックショットを使って陸に上がろうとするも失敗して川に流されるところでこの話は終わりです。

まとめ

展開上意味不明な部分はあまりなかった今回。そのぶんキャラの心情変化でぶっとばしてきました。上のリンクから本編を読めばここで省略した主人公の(というか作者の)性癖が垣間見えますよ。では今日は短めでおわります。