高架下

すずろに書くよ

ver7.0.0時点のガノン使用感

1年前の記事で発売当初のガノンドロフの使用感を書きましたが、あれから環境と開拓が大きく変わったので2020年5月のver7.0.0での使用感を改めて書こうかなと思います。単刀直入に言うと、1年前よりもキャラランクは明らかに下がっています。早い段階でガノンの喰らい姿勢がナーフされたことと、それ以上に周りの下位、中堅、中堅上位キャラたちが強化を受けたことにより取り残されてしまった感があります。現時点での技感覚と今後の展望を記していきたいと思います。

技ランク

S: 空後

A: 空N DA 空上

B: 下強 弱 空下 上スマ 下スマ 下投げ

C: 横B 下B 前後上投げ 掴み 横スマ 空前

D: 上B NB

E: 上強

上位技のざっくり使用感

空後:回転率と吹っ飛ばしが相当優秀なメイン撃墜択です。外ベク変されなければ下投げから空後が確定します。50%程度でつかめば撃墜が狙えるのでオンラインやガノンを知らない相手には絶大な効果を発揮します。基本は撃墜%でジャンプや回避の先に置いておきます。

空N:立ち回りの主軸です。範囲と持続のおかげで様々な場面で活躍します。低%なら下投げ空N空Nで46%入りますが、キャラ限だったり外ベクでかわされたりと相手を選ぶのがキズです。それでも強い技には変わりなく、持続当てからDAや掴みが確定する状況があります。しかし上りであたらない、すっぽぬけから何も繋がらないなどの理由でランクが1つ落ちました。

DA:発生10Fにしてはめちゃくちゃ飛びます。さらに低%なら空Nや空上から繋がり、本当てから様々な技が確定します。また撃墜%でカス当てから空上、空後、空Nに繋がるのでどの%帯でも仕事をしてくれます。ネックなのはガノン本体の足が遅いため、10Fの発生でも意識されればなかなか当たらないことです。基本的には強い技で、展望もあります。

空上:難しいですが0%で空上着地からDAがつながり、良展開にもっていけます。さらにはガーキャン掴みで獲られません。復帰阻止やジャンプ読み、暴れで振るので空Nと似た使い方をします。しかし、なぜか発生と持続と範囲が前作から大幅に弱体化されてしまっています。

下強、弱:ガードされてからの不利Fが少ない地上での立ち回り技です。下強は前作から弱体化されており、ベクトルが悪いのでコンボにもならず、バーストもしにくくなりました。弱は発生、後隙ともに強化されました。

空下:対地であてると空後や上スマが確定します。リターンが高い分、発生が遅く、リスクも高めです。回避読みや横Bからの受け身先に当てて最大リターンを狙う形が多いと感じます。

上スマ:主に着地狩り、崖で振ります。ライン回復行動のほとんどの択を狩ることができるので、タイミングだけを意識して振れることが強みです。リターンも十分です。発生が遅いこととガノン本体に攻撃判定がないことには注意しましょう。

今後の展望

このキャラは技が素直な分、使い手としてはコンボ等で高い操作精度を求められることはあまりありません。代わりに純粋なスマブラ力を必要とします。相手のジャンプを読む、回避にリスクをつける、撃墜できる択をピンポイントで通す、といった力が不可欠です。また、その機動力のなさから、復帰と立ち回りはとくに意識しなければなりません。それでいて相手に圧をかけてビビらせることが大切です。そのためにはキャラ対策が重要になってきます。

一方キャラ性能の面では、現時点で安定して結果を出すことは難しいものがあります。最大の理由はその復帰力で、このゲームでもっとも大切なファクターです。空中移動と上Bの性能上横に飛ばされるとほぼ帰って来れません。上Bを受け身されてからの反撃があるので詰み状況になることが多いです。このキャラで安定して勝つには最低限そこが改善されないと厳しいと思います。他にも、空Nを対策すると他のすべての空中攻撃がケアできるなど、上のレベルでは小技がないこともネックになります。

まとめ

1年前に危惧した通りやはり厳しい環境になっていましたね。1年前とは技の使用感も結構変わっていますが、なにより周りの強化があまりに痛すぎます。ヨッシーやウルフのような純粋に殴り合うタイプの上位キャラとはまだまだ戦えるのですが、パルテナゼロサム等々......読み合いにすらならず結局は分からせられおじさんになってしまいます。(向こうの技性能もバグっているからですが)

ネガり気味になりましたが今回はこんなかんじで終わろうと思います。ただDAや復帰関連に調整がくれば、オンオフ問わずかなり面白いキャラになりそうなのも事実です。最後まで読んでいただきありがとうございました。